しかし、三角ベースボールに似た遊びは、野球が生まれたアメリカ、あるいは、アメリカのすぐ南にあるカリブ海を取り囲む、野球が盛んな国々で例外なく行われています。
野球はもともと、大人の遊びから生まれたスポーツです。
アメリカではむかし、まだ、国が完全に開発されていなかった時代、街の教会を中心に街の人々が集まって、街の決まりや、街でやることを決めたり、あるいは、お祭りをやるための相談をしていました。
これを、”タウンミーティング”といいます(日本でも最近、やろうとしていますね)。
そのタウンミーティングが終わったあとで、大人たちが、さあ、やろうぜ、といって、教会の裏の広場でやっていたのが、イギリスのラウンダーズというスポーツをもとにして、同じくイギリスのスポーツであるクリケットのルールを取り入れてつくった、タウンボールという遊びでした。
タウンボールはしだいに、遊びから、スポーツという形に変わっていきます。
そして1839年、ニューヨーク州クーパースタウンにてアブナー・ダブルデイという人が、歴史上はじめて、”ベースボール”の試合を行います。これが、野球というスポーツが誕生したときでした。
なお、このあと、クーパースタウンには、メジャーリーグ・ベースボールの殿堂が建てられています。
その後同じくニューヨークで、1845年、”ニッカボッカーズ”という野球チームのアレクサンダー・カートライトというひとが、野球のルールをつくりました。
このとき、ニッカボッカーズ・ルールには、”空振り三振”というルールはあっても、”見逃し三振”というルールはありませんでした。もともと野球は、”打つ”競技だったのです。
いつの間にか日本から”消えてしまった”三角ベースボール。
この三角ベースボールを復活させるだけでなく、世界中に”野球のミニチュア版”として広めるためには、時計の針をこの1845年にまで戻し、もともと野球が持っていた”遊びとしての楽しさ=とにかくボールを打ってみよう”を復活させる必要がある、と我々は考えています。
